巷では29日は「肉の日」。それとは関係なく、27日に浦安市場裏の「大同苑」で焼肉を食べてきました。前回浦安入りした際、時間がなくていけなかったので、リベンジ。
こんにちは。ディズニー最恐のトレーナー、町丸義之です。
「ファシリティーオーバービュー」シリーズ。第三弾まで、ゆるぅ~く続いているので、今回で一旦ピリオドにしようと思います。これまでは、禁止表示や啓蒙という説教系のダメ表示を見てきましたが、今回は別の角度からのリリースです。
■日本語文法としておかしいダメ表示
「禁止です。ウォーミングアップは ここでの」。体言止めの要素も入っています...(笑 日本語は縦書きの場合、右から左に読むのは小学生でも知っています。
これは倒置法でしょうか? 混雑時そのものが曖昧。利用者が状況に応じてやっていることが容認できないから、これを掲出しているはずなのに、「状況に応じて」...。 このような表示の場合、具体例は口語調ではなく箇条書きがスッキリします。
■目的外使用のダメ表示
『お客様の声は経営資源』というスタンスで、商業施設などではアンケートなどを実施しています。大手のショッピングセンターなどでは担当者を配置して、苦情や要望に対する回答を掲出していることも少なくないです。伝説のトレーナーもそんな担当をしていたこともありました。これ実は現場の運用としては相当大変です。施設の集客規模にもよりますが、出勤すると実態調査、改善策の構築。毎日レターの作成だけで午前中が潰れることもしばしば...。中途半端な回答やいい訳じみた内容だと、かえって炎上してしますことも...。コンサルタントなどに進められて中途半端にそれを始めると、やがてフェードアウトしていくとこもよくあるケースです。
このケースも、その典型的な例といえます。立派なアンケート回収ボックスを用意したのも束の間、初回にプリントしたアンケート用紙がなくなっても補充されることもなく、ペンがなくなろうともお構いなし。掲出されている回答も二年くらい前のもので、やがてネガティブスパイラル。フェードアウト...(笑 ここも正にそのケースといえます。
しかし備品としてのアンケート回収ボックスは備品なので勝手に廃棄することも出来ず、そのまま。やがて別の用途に至るということです。
このケースでは募金箱を置く台にちょうどいいということで、それになってしまいました...(笑 「お客様の声をお聞かせください」の表示くらいはがせばいいのに。
ちなみに伝説のトレーナーは、こんな管理状態のところに募金などしません。
■担当者に丸投げのダメ表示
最高傑作です...(爆 担当者に丸投げの典型的なケース。はじめはワードでポチポチ打っていた表現が、やがてワードアートを覚えます。すると文字が斜体になったり、グラデーションがかかったり、シャドーが入ったりします。するともっとポップに仕上げようと試行錯誤。アイコンが入ったり、デジカメのデータをインサートしたりするようになります。そしてコピーライターよろしく、キャッチーなコメントを考えるようなると、こうなります...(汗 今どき、「じぇじぇじぇ」はないです。
結果として一番訴求したいことは何なのかが伝わらない掲出物になってしまいました。
ライブトークショーでは、「社会人とは、決められたことを、決められたとおりに、自分で出来る人」といっていますが、いっぽうで "決められたこと" がない(または少ない)組織やチームが多いことも事実です。こういった表示物や運用方法などクライテリアを策定することを「ファシリティーオーバービュー」では奨励しています。
ディズニーのスタンスでは、掲出物は最小限。一度全部剥がしてみてはどうでしょうか?
To be continued....